2021年最後の交流会となりました。10月、11月、12月と連続でやれています。順調ですね。

現在、オミクロン株が話題に上がっていますが、以前のようなものすごい感染者にはなっていません。

ヤフーでコロナ感染者の推移が見れます。8月には1日に2万人以上の感染者が出てどうなるかと思いましたが、今は新規感染者数が1日500人程度となり、しかもオミクロン株はあまり重症化しないとのことで、このまま順調に交流会を開催できそうですね!

さて、交流会自体はいつもどおりでした。私は直接の創作というものはしていなくて、YouTubeとTwitterのイラストの調査をしていました。

具体的には、どんなタグを付けるとどれくらい閲覧されるか、という統計を取っていました。

現在、イラストを投稿するSNSは、twitterがメインになっているようです。以前はpixivなどの、イラスト投稿専用の「投稿型SNS」がメインだったと思いますが、なぜかイラストとは直接関係のないtwitterがメインになっています。

いろいろ理由がありそうですが、たとえばtwitterは人と人が交流しやすいこと、情報の伝わりが早いことなどが原因として考えられます。知っている人の情報だけ入ってくるので、関係ない人の情報は入ってきません。投稿SNSでは投稿順に投稿作品が表示されるので、知らない人の情報もたくさん入ってきます。

そういう点を比べてみると、twitterは知っている人とだけつながれるツールで、pixivは知らない人の情報も次々と入ってくるツールです。多くの人にとって、twitterのほうが居心地がいいのかもしれません。

投稿型SNSはいろんな人とつながれるのがおもしろい場所だったのですが、pixivのようにあまりにも参入人口が多いと、新規の投稿は知らない人の作品で埋め尽くされます。また新規の投稿数が多すぎて、目で追い切ることができません。

そういう意味では、特定のSNSに人口が集中した結果、小さなコミュニティでつながれるtwitterのほうが、製作者たちにとって相性が良かったのではないでしょうか。

そして残念ながら、小説や音楽とtwitterは相性の悪いツールのようです。twitterのハッシュタグを調査した結果、音楽に関するキーワードで検索している人は、イラストを検索している人よりもずっと少ないのです。

twitterでは多くの人の情報が載せられます。そのため一人ひとりの内容に長い時間注目しているわけには行きません。一瞬で通り過ぎます。

イラストは一瞬見ればその良し悪しがおよそわかるので、一瞬で流れるSNSと相性がいいです。それに対して、音楽や小説は鑑賞するのに時間がかかります。音楽は動画としてtwitterに埋め込んだ場合、2分20秒までしか流せず、音質がかなり悪くなります。

小説はもっと難しく、twitterには文字情報は140文字まで、画像で文章を埋め込むてもありますが、せいぜい4枚程度なので全部入れることはできません。こうしたことから、音楽や小説では今でも投稿型SNSが使われています。

twitterはうまく使うと短時間で大きく拡散させられるため、イラストは知名度を上げるのに有利になっています。

創作のジャンルによって発表のしやすさに違いがあるため、音楽というジャンルそのものが廃れつつあり、絵描きの人口は増えているようです。流行りのSNSの性質によって、創作するジャンルの人口に偏りが出るというのは、興味深い現象です。

感想やコメントがあるのとないのとでは、創作でもやる気がかなり違いますので、製作者の交流をどのようにするのかは重要な問題です。これが創作ジャンルの人口に影響を及ぼしているというのは、不思議なことではありません。